(1)アイスブレイク:自己紹介と課題抽出
それぞれ1分程度で自己紹介を行う。
アンケート(あれば話題提供者から話題提供)などから話のきっかけを作る。
現状の悩みや問題点などを発言しあい、共通する理解と問題点を把握する。
共通する事項の中から今後のビジョンとそれに向けた課題を抽出する。
(2)論点の整理
現在、科学技術政策は第2期科学技術基本計画のもと進められているが、2005年度で終了する五ヵ年計画であることから、これまでの成果と課題を振り返り、2006年度から始まる第3期科学技術基本計画に向けて具体的な内容を議論し始めているところである。よって本ワークショップで科学コミュニケーションに関する新たなるビジョンや課題が示されれば意義は大きい時期ともいえる。
第2期科学技術基本計画の中では、
第1章 基本理念
4.科学技術と社会の新しい関係の構築
(1)科学技術と社会のコミュニケーション
第2章 重要施策
II.優れた成果の創出・活用のための科学技術システム改革
5.科学技術活動についての社会とのチャンネルの構築
(1)科学技術に関する学習の振興
(2)社会とのチャンネルの構築 |
で科学コミュニケーションに関係した部分が扱われている。しかし、総理府が行った「科学技術と社会に関する世論調査」(1995年)の結果では、「科学技術について知りたいことや情報を提供してくれるところがある」という質問に対しては、65.6%の人がNoと回答している状況で、その後2004年の同じ調査でも65.3%の人が同じくNoと回答しているように、あまり変化していない状況である。このような調査だけで判断することはよくないが、一般に対して十分な施策の効果が出ているとは言い難いかもしれない。また、科学コミュニケーションを担う人材の育成という意味では、第2期の計画における人材の育成と多様なキャリア・パスの開拓についての施策や、地方の科学系生涯学習施設と地域の大学・研究所・企業等をつなぐといった地域の科学コミュニケーションについての新たな施策を提言することも重要であるかと思う。
そこで、「科学コミュニケーション」という本ワークショップのテーマにおいて、過去・現在において科学技術政策はどのような役割を果たしてきたか、そしてその政策の中で参加者が科学系生涯学習施設,科学教育,メディア,行政,企業,ボランティア活動等において科学コミュニケーションについてどう感じてきたかを振り返るとともに、問題点を洗いだし、現状を理解することから議論を始めたいと思う。そして、共通する理解と問題点を把握したうえで、共通する事項の中から今後の科学コミュニケーションに関する科学技術政策のビジョンとそれに向けた課題を抽出したい。最終的に、ビジョンの中で21世紀型科学教育のあり方、実践される科学コミュニケーションのあり方が最終的にあげることができれば良いと考えている。 |